囲碁の本

囲碁の民話学: 大室 幹雄: 本

PR
ブラウズ

囲碁の民話学

囲碁の民話学

出版社/著者からの内容紹介

正方形の盤面上で白黒の石によって競われる囲碁は,さまざまなシンボリズムの源泉てなってきた.碁盤は大地の隠喩であり,四隅は四季をあらわし,361目は1年に該当する.童子や老賢者が碁を打つ中国の民話は,文化の深層へとわれわれを導いて行く.囲碁を入り口として豊かな中国の精神世界へと誘う歴史人類学の代表作.解説=鎌田東二 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

正方形の盤面上で黒白の石によって競われる囲碁は、壮大深遠なシンボリズムを蔵する宇宙論的世界である。碁盤は大地の隠喩であり、四隅は四季をあらわし、三六一目は一年に相当する。童子や老賢者が碁に興じる民話は、文化の深層へとわれわれを誘っていく。囲碁を入口にして中国の豊かな精神世界を旅する歴史人類学の代表作。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「MARC」データベースより)

碁には競技の面ばかりでなく古代以来の中国人の宇宙観や人間性に深く沈潜する面がある。囲碁をめぐる民話「爛柯」を例に仙人や童子が山中の石室で碁をかこむ話など民話学の立場から碁をとらえる。新装版。

目次

第1章 囲碁の魔術性
第2章 囲碁の空間的象徴性
第3章 燗柯考
第4章 老賢者
第5章 少年と小鳥
第6章 石室の宇宙論
第7章 桃と棗の時間論
第8章 碁盤と碁石の時間的象徴性