出版社/著者からの内容紹介
「碁と“集中力”“考える癖”」という章では、大リーグのイチロー選手が子どものころに碁を打っていたという話や、学校の算数のドリル代わりになるという話などが紹介されています。「盤上のビジネス・スクール」では、いま流行りのMBAコースに子どもの囲碁教室は匹敵するという話、「碁楽留学で英語力up!」ではインターネットを使った対局で英語力が高まり異文化理解も深まるという話、「脳を育む」では囲碁は右脳を発達させるという話などが紹介されています。
碁のルールを知らない方でも大丈夫。碁に夢中のお子さんをおもちのお父さん、お母さんにぜひ読んでもらいたい一冊です。
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
著者 武川善太
「碁は子供にとってこういういいことがある」という内容だ。主に筆者の体験に基づいている。碁のルールや技術の解説書ではない。
筆者の体験とは、少年時代にプロ棋士を目指して断念したこと。その経験が、学校の勉強や仕事、そして人生そのものに大いに役立ったこと。インターネットによる国際対局で活きた英語と活きた歴史を学ぶきかけとなったこと。そして、週末の囲碁教室の講師として、あるいは三人の小学生の子供を持つ親としての経験だ。
筆者がプロ棋士を目指していた少年時代は「碁は将来の職業」だと信じていた。そしてそれ以外の碁の楽しさや碁の魅力というものを全く意識していなかった。それが、20年余りの歳月が経過した今、「碁をやっていてよかった」「もっと碁を続ければよかった」と思うようになったのだ。そればかりか、三人の子供達、いや、もっともっと、多くの子供たちに碁を知って欲しいと強く思っている。その心変わりした経緯と理由、すなわち私が理解してきた碁の全体像と魅力をお話ししたい。
(本書「まえがき」より一部抜粋)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1966年生まれ。96年慶応義塾大学大学院経営管理研究科(慶応ビジネススクール)修了。都市銀行、米国銀行、米国企業在日代表を経て、現在リアルコム株式会社勤務。少年時代に日本棋院院生としてプロ棋士をめざすが、中学校2年生で断念。現在は、週末の子ども囲碁教室や講演活動などを通じて碁の教育効果を伝える活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)