囲碁の本

新・呉清源道場―熱血指導編〈2〉ハンス・ピーチ六段 成長の足跡: 呉 清源: 本

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新・呉清源道場―熱血指導編〈2〉ハンス・ピーチ六段 成長の足跡

新・呉清源道場―熱血指導編〈2〉ハンス・ピーチ六段 成長の足跡

内容(「BOOK」データベースより)

呉清源研究会を再現するシリーズの特別編。呉師と故H・ピーチ六段との熱いやりとりを、そのまま再現。本命の場所は、簡単に見つかることがわかる一冊。

出版社からのコメント

故ハンス・ピーチ六段の、囲碁への情熱を感じとれ!

呉清源研究会を再現するシリーズの特別編、第2弾。本巻では、呉清源師と、3年前凶弾に倒れた故ハンス・ピーチ六段との熱いやりとりを、そのまま再現した。
 H・ピーチ氏の師である小林千寿五段は、「…それなりに自分の碁が出来上がり入段を許され、自信もついてきたところであった。そこへ、今まで聞いたことのないアイデア、考え方が入ってきた。…ハンス・ピーチ君が本当のプロの洗礼を受けたのは、呉清源先生の研究会の中だったのではないだろうか」と語る。

本書では、本命の見つけ方を集中的に講義している。一番大きな地ができやすい場所を見つける、弱い石をつくらない、など、基本原則から本命の場所が簡単に見つかることがわかる一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

呉 清源
1914年5月19日、中国福建省に生まれる。7歳の時に父より囲碁を学び、1928年14歳で来日。瀬越憲作名誉九段に入門。翌年飛付三段、1942年八段、1950年日本棋院より九段位を推挙される。1933年木谷實六段と新布石法を発表。同年日本選手権戦で優勝。1939年木谷實七段と打込み十番碁を開始、以後、雁金準一、藤沢庫之助との十番碁を経て、1946年から橋本宇太郎、岩本薫、藤沢、坂田栄男、高川格をことごとく先相先ないし定先に打ち込み、第一人者として君臨。抜群の戦績と華やかな芸風で常に棋界一の実力者として遇せられた。1983年引退。1986年香港中文大学栄誉博士号。1987年勲三等旭日中綬章。1992年、21世紀の碁を発表、翌年より21世紀の碁研究会を主催する。数多くの棋士が参加し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

定石選択の大切さ
本命から主導権を掴みに行く
味のない堅石は利かして軽くサバく
部分にこだわらず全局を見据える
慌てず騒がず、ゆっくりと狙う
周辺の配石から戦う場所を判断する
柔軟な発想から本命を探す
味を引き出す手
捨てる石を見分けてサバく
白番は冷静に黒の出方を見る〔ほか〕