囲碁の本

石を取る勉強はしたことがあっても、「石を捨てる」勉強をしたことがある方は少ないのでは?
しかし、石は取り方よりも捨て方のほうが大切なのです。
本書では、梅沢由香里女流棋聖が「石の捨て方」を一から解説します。どのような石が重要で、どのような石を捨てるべきかを明確に説明し、最もやさしい形から実戦によく出てくる形までを問題集形式で練習していきます。捨てるべき石を逃げて、自ら碁をどんどん苦しくしてしまいがちなアマチュアの方必見の一冊です。

ルールを覚え、19路盤で打てるようになった人から初段を目指す人、基本を復習したい有段者の人のために、石の価値を見極め、捨てたり撮ったりする基本、応用について身につけていただけるよう問題集としてまとめました。

梅沢 由香里
昭和48年生まれ。東京都出身。加藤正夫名誉王座門下。慶応義塾大学卒業。日本棋院東京本院所属。平成17年5月国際囲碁連盟理事就任。平成19年4月東邦大学理学部客員教授に就任。平成8年入段、平成14年五段。平成14年、第4期女流最強戦準優勝。平成15年、第24期女流鶴聖戦準優勝。平成19年、第10期女流棋聖戦で万波佳奈女流棋聖を2‐1で破り、初のタイトル奪取。平成8年4月から2年間NHK杯の司会を担当。平成10年4月からNHK教育「梅沢由香里のレッツ碁」講師。平成16年にはNHK趣味悠々「1から始める梅沢由香里の碁」に出演。平成13年ジャーナリストクラブ賞。平成16年第22回テレビ囲碁番組制作者会賞。平成16年通算200勝達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)